写真左からジャンルカ、イニャツィオ、ピエロ |
イル・ヴォーロ(IL VOLO)は若き3人のイタリア人男性オペラ歌手によるユニットで、ジャンルカ・ジノーブレ(Gianluca Ginoble・アブルッツォ出身)、ピエロ・バローネ(Piero Barone・シチリア出身)、イニャツィオ・ボスケット(Ignazio Boschetto・ボローニャ出身)で構成。 “イル・ヴォーロ”は、イタリア語で“The Flight”(飛ぶこと、飛行)の意味で、世界に羽ばたき飛んでいく彼らのイメージからきている。メンバーはこう語る。 ジャンルカ・ジノーブレ (Gianluca Ginoble) 1995年2月11日生まれ(21歳) イタリア・アブルッツォ出身 |
2009年 | 3人(当時14~15歳)はイタリアのテレビ局RAIの人気オーディション番組『Ti Lascio Una Canzone(Leavin’ You a Song)』でそれぞれソロ歌手として出演、イタリア音楽界の大御所トニー・レニスの目にとまり、グラミー賞受賞ヒットメーカー、ウンベルト・ガティカ(マイケル・ジャクソン、セリーヌ・ディオンなどを手掛ける)と1stアルバムのレコーディングが決定する。 トニーはこう語る。 「最初フェイクだと思ったよ。まさか3人の子供、14歳と15歳がまるで45歳のテノール歌手のように歌うとは!」 |
2010年 | 1stアルバムをリリース。本国で大ヒット |
2011年 | 米国ビルボートトップ200に10位で初登場、最高6位(クラシックチャート1位)で大ヒット |
2013年 | 世界で最も美しい教会の一つと言われるイタリア・アッシジの聖フランチェスコ聖堂で讃美歌やクリスマス・キャロルを歌ったコンサートの模様は収録され、12月25日、法王によるミサの後に放映された。 |
2014年 | ラテン・グラミー賞でベスト・アーティスト賞とベスト・ポップ・アルバム賞の2つに常にノミネートされ、ベスト新人アーティスト賞とラテン・ポップ・アルバム賞の2部門受賞。 (ラテン・グラミー賞は全世界およそ80カ国に放送されており、過去の受賞者には、サンタナ、リッキー・マーティン、クリスティーナ・アギレラ、ウィル・アイ・アム、シャキーラ等、日本でも広く知られているアーティストが名を連ねている。 |
2015年 | 2月イタリア最大の音楽の祭典
“サンレモ音楽祭”で優勝。 (イタリア・リグーリア州のサンレモで1951年より毎年開催されているポピュラー音楽の音楽祭。ジリオラ・チンクェッティ、ボビー・ソロ、ウィルマ・ゴイクなどのスターを輩出。) ミュージック・ビデオ再生回数4,200万回、Vevo史上最も再生回数多いイタリア楽曲。 (VEVO(ヴィーヴォ)はミュージック・ビデオおよびエンターテインメントの動画配信サイト。無料配信されるミュージック・ビデオは米 ソニー/ユニバーサル/EMI レーベルです。マイケル・ジャクソン、U2などの大物アーティストの動画もある) |
2016年 | ヨーロッパ、ラテン・アメリカでのワールドツアーはどれもソールドアウト! (ヨーロッパ21公演、アメリカ、ラテン・アメリカ33公演 計54公演 約20万人動員) ニューヨーク: バークレイセンター (cap18,000ポールマッカートニー、QUEEN、ブルノーマースなども公演を行う野外劇場) ワシントンDC: ジョン・F・ケネディ・センター ロサンゼルス: ドルビー・シアター(アカデミー賞の授賞式行われる場所) イタリア・フィレンツェのサンタ・クローチェ広場で3大テノールのドミンゴと共演し、約3万人のオーディエンスが集結 |
2017年 | ヨーロッパー、アメリカ、ラテン・アメリカツアーでは45都市57公演を行う予定
(約25万人動員) ヴェローナ2公演: アレーナ・ディ・ヴェローナ(cap20,000) ローマ2公演: パラロットマティカ (cap11,000イタリアのポップス界の大御所として高い人気を誇るジャンナ・ナンニーニもそこでは1公演) ロンドン: ロイヤル・アルバート・ホール(cap7,000 エリック・クラプトンも公演を行う人気劇場) 羽生結弦が2016年~17年 シーズンエキシビジョンで「NOTTE STELLATA (THE SWAN)」を使用。 タチアナ・タラソワ氏から「ユヅルにぜひ使ってほしい曲がある」と言われてプレゼントされた曲。 プルシェンコは2016年NHK杯スペシャルエキシビジョンで「グランデ アモーレ」を使用。 |
「この魅惑の夜、星空の下でピエロ、イニャツィオ、ジャンルカと共に過ごし 彼らを指揮することができるのはとても幸せだ。 フィレンツェのような美しい街で! 多くの人々がクラシック音楽を聴くようになったきっかけは、 ルチアーノ、ホセ そして私が歌った『三大テノール』コンサートだった。 この3人の青年たちは、私たちの思いを継いでくれている。 」 —プラシド・ドミンゴ (2016年イタリア・フィレンツェのサンタ・クローチェ広場で共演したコンサートにて) |
予定曲目
「GRANDE AMORE 」(プルシェンコ使用曲)「NOTTE STELLA(THE SWAN)」(羽生結弦使用曲)「オー・ソレ・ミオ」「星は光りぬ」
「グラナダ」
「アヴェ・マリア」「Nessun Dorma~誰も寝てはならぬ~」(歌劇『トゥーランドット』より)
ほか