【演奏:マウロ・マウル】 1958年8月8日にイタリアの北部トリエステ生まれ。12歳でニニ・ロッソに憧れ仲間とバンド結成。親のアドバイスを受けて18歳でパリ国立高等音楽院入学。在学中から頭角を現し、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団首席トランペットに選ばれる。同時にソリストとしても活躍。リッカルド・ムーティーやロリン・マゼール他著名な指揮者の下で多くの公演を行う。既にプロとしても十分な力量にもかかわらず7年後1982年にパリ同音楽院を首席卒業。 クラシックだけではなく在学中からエンニオ・モリコーネやニーノ・ロータの映画音楽からアメリカのディスコの女王グロリア・ゲイナーまで幅広く録音演奏活動。 93年11月3日:フェリコ・フェリーニ監督の葬儀で追悼演奏、天使の聖マリアと殉教にて。 95年10月5日:ロッソ没後1年命日、ローマの双子教会で追悼演奏。 |
【ニニ・ロッソ】 トランペットの詩人!ニニ・ロッソは1926年イタリアのトリノに生まれる。幼い頃よりトランペットに夢中になり、学生時代にディキシーランド・ジャズのバンドを組んで活躍する。1961年マルマンド・ドロヴァヨーリ映画監督に認められ「夕焼けのトランペット」がヒットする。1964年に発表した「夜空のトランペット」は、イタリア・ドイツ・オーストリア・スイスでヒットチャートの1位を獲得する大ヒットとなった。映画音楽、ジャズの分野でも幅広く活躍し「道」、「太陽がいっぱい」などの名画の演奏を多く担当している。親日家としても有名で1967年以降、度々日本での公演を行っている。その情熱と哀調を帯びた音色とあたたかな人柄と魅力にあふれる多彩な旋律は今も多くの日の心を魅了している。 |