芸術の都パリ、その頂点に君臨し続けるパリ国立オペラ座。 その専属合唱団として厳しい練習に耐え、常に舞台を鮮やかに彩づける子供たち。そんなフランス・トップの少年少女合唱団の初来日公演が遂に実現します。 今回の来日公演では、70名の歌声で「三大レクイエム」と称される、ガブリエル・フォーレの「レクイエム」を中心に、フランス人作曲家の大作をフランスの子供たちが熱唱します。母国の血でしか表現のできない本家本物のフランス音楽をお楽しみください。 |
パリ国立オペラ座少年少女合唱団は、前身であるセーヌ聖歌隊として活動を始める。聖歌隊には6歳から25歳まで500人のメンバーがおり、クオリティーの高い教育が行われ、少年合唱、少女合唱、混声合唱など12種類の編成で、1シーズンで180回以上の公演を行っている。1995年に正式にパリ国立オペラ座の専属合唱団となり、ガルニエ宮、バスティーユで子供の歌手が必要な全てのオペラ作品に出演し、ソロや合唱を披露している。合唱団としての公演も積極的に行い、国内に留まらずイギリス、アメリカ、オランダ、スペイン、中国、エジプトなどで毎年ワールド・ツアーを行い、文化的な活動を活発に行っている。これまでにゲイリー・ベルティーニ、ヴァレリー・ゲルギエフ、シルヴァン・カンブルラン、ネーメ・ヤルヴィ、小澤征爾、ミシェル・プラッソンと言った世界的な巨匠と共演を重ね、大絶賛されている。 |
指揮:Gaël Darchen ガエル・ダーシェン |
ピアノ/オルガン:Baptiste-Florian MARLE-OUVRARD バティスト=フォロリアン・マール=ウヴラール |
|||
ガエル・ダーシェンは25年間、子供や若者のための音楽プロジェクトを牽引し続け、1999年にパリ国立オペラ座少年少女合唱団のディレクターに任命される。子供教育のスペシャリストとして教育的で音楽的なプロジェクトを考案し、誰もが認める成功をおさめ、パリ国立オペラ座少年少女合唱団を数年でフランスの中でも際立つ合唱団に育てあげた。オペラ公演での合唱とソリスト育成に力をいれ、子供たちのオペラ出演の指導も行っている。 2012年にフランス文化庁による「芸術文化勲章、騎士の称号」を受賞した。 | 4歳からピアノを始め、パリ国立高等音楽院にて、オリヴィエ・ラトリー、ティエリー・エスケシュ、ピエール・パンスマイユ、フィリップ・ルフェーヴル、ジャン=フランソワ・ジゲル、フランソワ=グザヴィエ・ロトに師事。オルガン、即興演奏、指揮などの8つの学科で一等賞を得て卒業する。 2009年から2013年にかけて国際コンクールで数々の賞を受賞し、2015年からはパリ市のサントゥシュタッシュ教会の正式オルガン奏者として活動する他、ヴィリー=シャティヨンの音楽院で授業を行なっている。 |