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エリーナ・ガランチャ

エリーナ・ガランチャ メゾソプラノ リサイタル2025

■ 2025年6月17日(火) 17:30開場 18:30開演
 東京オペラシティコンサートホール
 〈ピアノ伴奏〉

■ 2025年6月21日(土) 13:00開場 14:00開演
 サントリーホール
 〈オーケストラ伴奏〉

主催:朝日新聞社、テイト・コーポレーション
企画・招聘:テイト・コーポレーション
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団

※地方公演
■ 愛知公演 2025年6月19日(木) 愛知県芸術劇場 コンサートホール

※未就学児入場不可

演奏予定曲

オーケストラ伴奏【6月19日(日)愛知県芸術劇場、6月21日(土)サントリーホール】
  ビゼー:歌劇「カルメン」大特集  “ハバネラ”、“ボヘミアの歌「響きも鋭く」” ほか
  グノー:歌劇「サバの女王」より“身分がなくても偉大な方”
  チャイコフスキー:歌劇「オルレアンの少女」より“ジャンヌのアリア”
  ほか
      
ピアノ伴奏【6月17日(火)東京オペラシティコンサートホール】
  ビゼー:歌劇「カルメン」より “ハバネラ”
  サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」より“あなたの声で私の心は開く”
  ブラームス、ラフマニノフ厳選歌曲集
  ほか
      

公演について

磨き抜かれた完璧な表現 これが正真正銘の「大歌手」の歌
--- 香原斗志(音楽評論家)

エリーナ・ガランチャが久しぶりに来日し、リサイタルを開催したのは2022年のことだった。
21世紀になって日本で行われた歌手のリサイタルで三指に入る出色の水準。声による至芸の極みだった。

どの曲でも光沢を増した深い声が、無理なく息そのもののように発声された。端正に歌われながら、色彩が無限に加えられ、変幻自在のニュアンスが添えられた。やわらかく、力強く、高貴な歌の一つひとつに心を奪われ続けた。
歌われる曲は多岐におよび、歌曲はブラームスも、ラフマニノフも、ドビュッシーもコントロールが細部まで行き届き、ふくよかに表現されながら、一語一語が心に染み入った。
一方、オペラ・アリアは、たとえば《カヴァレリア・ルスティカーナ》のサントゥッツァ。 激しい感情をむき出しにして歌われがちだが、ガランチャは感情を内奥に込め、高い音楽性を担保しながら内側からにじませた。その歌は、美しさとまろやかさを失わないまま、精神だけが激しかった。

文字どおりにオペラ界の頂点を走り続けている。完璧な呼吸とテクニックに支えられたその声は、光沢と深みをいっそう増し、望ましい発展と成熟を遂げている。そしていま、まぎれもなく世界屈指の大歌手である。
今回は、ピアノ伴奏とオーケストラ伴奏の二つの舞台で、ガランチャの至芸を堪能できる。しかも、40代後半という、メッゾ・ソプラノとしていちばん脂が乗る年齢に達した彼女には、3年前の究極のリサイタルを超える力がある。

※公演時間は約2時間を予定しています

販売スケジュール

・プレイガイドチケット一般発売 11月30日(土)10:00~

テイト・チケットセンター

【 03-6774-1968 】(10:00~19:00 土日祝日も受付)
【マイチケ】 https://myticketnavi.com/

公演スケジュール

日時/開演時間 会場 チケットセンター
お問合せ
料金
6月17日(火)
開場17:30
開演18:30
東京オペラシティコンサートホール 03-6774-1968
テイト・チケットセンター
【全席指定】
S席21,000円 A席18,000円
B席15,000円
6月21日(土)
開場13:00
開演14:00
サントリーホール 03-6774-1968
テイト・チケットセンター
【全席指定】
SS席28,000円 S席26,000円
A席24,000円 B席21,000円
C席18,000円 P席15,000円

プロフィール

エリーナ・ガランチャ プロフィール写真
エリーナ・ガランチャは、ラトビアのリガ出身のメゾソプラノ歌手で、その卓越した声と舞台上のカリスマ性で世界中の観客を魅了しています。音楽一家に生まれ、リガのラトビア音楽アカデミーで学び、その後ウィーンとアメリカで研鑽を積みました。彼女のキャリアは1999年のヘルシンキでのミルヤム・ヘリン国際声楽コンクールでの優勝から始まりました。
エリーナは、特にジョルジュ・ビゼーの「カルメン」役で高い評価を得ています。ニューヨーク・タイムズは彼女を「過去25年で最高のカルメン」と称賛しました。この役で彼女はメトロポリタン・オペラ、ロイヤル・オペラ・ハウス、バイエルン国立歌劇場などで主演し、そのパフォーマンスは映画館でもライブ上映され、大成功を収めました。彼女のレパートリーは幅広く、モーツァルトの「フィガロの結婚」のケルビーノや、ロッシーニの「チェネレントラ」のアンジェリーナ、ワーグナーの「パルジファル」のクンドリなどがあります。
また、2023年にはバイロイト音楽祭でラトビア人女性として初めてクンドリ役を演じ、その功績が称えられました。彼女は2005年からドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、アルバムは何度もエコー・クラシック賞を受賞しています。エリーナは、夫のカレル・マーク・チチョンと共に、若手アーティストを支援する「ZukunftsStimmen」というプロジェクトにも力を入れています。
エリーナ・ガランチャの魅力は、その美しい声と知性的な音楽性にあります。彼女は常に観客を魅了し続け、その圧倒的な存在感と情熱的なパフォーマンスで、今後もオペラ界をリードし続けることでしょう。

カレル・マーク・チチョン プロフィール

カレル・マーク・チチョン プロフィール写真
カレル・マーク・チチョン(Karel Mark Chichon)は、ロンドンで生まれ、ジブラルタル出身の指揮者として知られています。その情熱と音楽的才能で多くの聴衆を魅了し、2012年には英国女王エリザベス2世から大英帝国勲章(OBE)を授与されました。チチョンはロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックとウィーンのホッホシューレ・フュア・ムジークで学び、ジュゼッペ・シノーポリやワレリー・ゲルギエフのアシスタントを務めました​​。 彼はグラーツ交響楽団やラトビア国立交響楽団の首席指揮者を務め、現在はグラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督として活躍しています。また、ドヴォルザークの全交響曲の録音プロジェクトを成功させ、その演奏は批評家から高く評価されました​。 チチョンは、妻であるメゾソプラノ歌手のエリーナ・ガランチャと共に、若手音楽家の育成プロジェクト「ZukunftsStimmen」を通じて、若い才能を支援しています。その卓越した音楽性と情熱で、今後も多くの人々を魅了し続けることでしょう​​。

マティアス・シュルツ(ピアノ)

新日本フィルハーモニー交響楽団 プロフィール

マルコム・マルティノー プロフィール写真
「一緒に音楽をやろう!」1972年、小澤征爾、山本直純の下、自主運営のオーケストラとして創立。
1997年、すみだトリフォニーホールを本拠地とし、日常の練習と公演を行う日本初の本格的フランチャイズを導入。定期演奏会、特別演奏会、楽員プロデュース「室内楽シリーズ」のほか、地元の学校体育館や小中学校の音楽授業、各種施設の訪問など、地域に根ざした演奏活動も精力的に行う。
1999年、小澤征爾が桂冠名誉指揮者に就任、歴代の指揮者には、初代音楽監督・小泉和裕(1975年~79年)、第2代音楽監督・井上道義(1983年~88年)、第3代音楽監督・クリスティアン・アルミンク(2003年~13年)、第4代音楽監督・上岡敏之(2016年~21年)。その他、ダニエル・ハーディングがMusic Partner of NJP(2010年~16年) 、インゴ・メッツマッハーがConductor in Residence(2013年~15年)を務めた。新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラの音楽監督に久石譲(2004年~)、また新日本フィルのMusic Partner(2020年~)も務めている。
受賞歴に第3回三菱信託音楽賞奨励賞、第18回三菱UFJ信託音楽賞、第22回ミュージック・ペンクラブ音楽賞等多数。
2023年4月より佐渡裕が第5代音楽監督に就任。街・ホール・オーケストラが一体となった音楽活動を行う。

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